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配信31

[“効かないトリートメント”が生まれる理由]

前回に引き続きストレートに関してです。

お客様が
「トリートメントしても全然良くならない」
「手触りは一瞬だけ、すぐ戻る」

と感じて離脱する背景には、髪そのものの“混在性”があります。

人の頭髪は10万本すべてが同じは髪質ではないですよね?

一見ストレートヘアに見えても1本単位で見たら、波状毛や捻転毛が混じってたりします。
また

・太さ
・断面形状
・ねじれ
・生える方向
・ダメージ履歴

が入り混じり同じ人でも部位ごとに違います。

このように均一でなってないことをお客様は知りません。

髪の形状が

「直毛」
「波状」
「捻転」
「連珠」

などが同一頭部に共存するっていうのがわかってないんです。

なのでこの“混在性”を無視して

「傷んで見える=とりあえずトリートメント」

という処方を続けると体感できないんですね。

体感=触ったりして身体で感じれること

例えばストレートヘアの2人がいたとしましょう。

でも左のような方はおらず、実際は右のイラストのような方が通常
なんです。

何がダメージ

何がクセ
なのかお客様は理解できてません。

だからこそ「ダメージ」と「くせ」が別物なので効かない理由をお客様に説明する必要があります。

ダメージ“風”に見えても、実態が形状由来のうねり・広がりであれば、表面を整えるだけの処方では形状は変わらないため体感は弱くなります。

逆にくせが少なくパサつき主体ならトリートメントで十分な満足を得られます。

何が主犯かの見極めがすべてです。

[ 直毛とくせの比率と体感の相関]

体感でも実感でも良いのですが、いずれにせよお客様がハッキリと来店した甲斐があったと感じれることが大切です。

感じれるかどうかは、直毛:くせの比率で決まり、なのでメニュー選択の仮説が必要です。

10:0

トリートメントで質感・艶の伸びが明確。表面の凹凸がないため・保水、油膜どちらも均一化で“面”が出る。

8:2

表面のまとまり・乾かしやすさは出るが湿度で戻る印象が残りやすい。効果は得られるがイマイチな印象。

5:5

トリートメント単体では満足を作れないゾーン。形状による原因が半分以上を占めるためストレートの提案が必須。

3:7

同じくストレートの提案が必須

このように割合を把握するのが大切です。

またS字・C字の出現位置や光の反射が連続か分断か(“面”の途切れ)といった専門的な内容まで掘っていけるとなおさら説得力は違います。

写真のビフォー、アフターでは実感はできますが体感はできません。

ストレートの体感効果はとても高く

・湿度耐性(帰宅時の広がりがない)

・触った時のツルっとさが段違い

・スルリと指抜けする感覚

といったトリートメントとは比べものにならない体感を与えますよね。

結論

トリートメントが効かないお客様を無くす鍵は

"効かない理由をこちらが見抜いて説明し効く土俵に連れていくこと"

です。

全員が同じモノサシを持ってもらいたいと思います。

ぜひ参考に💫

 

配信32

『縮毛矯正を“がん治療”で考える』

今回は縮毛矯正の薬剤に関して

「薬の違いがなぜ仕上がりに影響するか?」

という話です。

【がん治療の3つの柱】

がん治療には大きく3つの方法があります。

・外科手術(物理的に取り除く)

・抗がん剤(全身に作用し増殖を止める)

・放射線治療(エネルギーを当てて破壊)

日本ではこの3つの治療法を掛け合わせて
患者さんに行っています。

例えば

「手術×抗がん剤」

「放射線と抗がん剤」

のようにですね。

さて縮毛矯正の薬をこの中の
放射線治療の視点で考えてみましょう。

放射線治療はガンの遺伝子を破壊するので
ガンそのものを消すことができます。

しかしこの放射線には一つの問題があります。

それは

”体の表面では強いが深部に届く前に弱まる”

ということです。

なぜ当てられないか?

海に太陽の光が当たる時、
海面が最も光を受け深度を増すごとに光は減衰してしまうから。

これと同じことと考えてくださいね。

なので皮膚障害が起きたり
他の臓器にも影響が出てしまう。

【重粒子線治療とは】

そこで開発されたのが今先進治療
として注目される重粒子線治療です。

これは従来の放射線とは
まったく違う特性を持ち

・表面のエネルギーは弱い

・深部に到達した瞬間、最大パワー発揮

・周囲への組織のダメージ影響が少ない

という特性がある。

つまり

「必要な場所にだけ強く効く」

という画期的な治療法なんです。

さて本題に移りましょう。

要はウチの薬も比較してみれば
重粒子線の理屈に近いよねっていう話。

体の表面=髪の表面

体の深部=髪の深部

に例えられます。

原則としてストレートの薬って

”安価な薬ほど作用時間が短い”

です。

それは分子量が大きく深部に届かないから。

深部=深海

です。

質の低い薬は

“表面で一気に反応させるしかない”

構造なの髪の表面を大きく壊し術後
クセが伸びたとしてもダメージが残ります。

ウチの場合はそれが少ない。

だから30分とかおいても平気な
構造になっているんですよね。

今回の説明はもちろん比喩。

多少の細い違いはありますが
理解のヒントになればいいと思ってます。

ぜひ参考に✨